軽自動車税の増税と購入時期

平成27年4月から軽自動車税が引き上げられ、今後、国会で自動車関連諸税の改正法案(エコカー減税を含めた)が審議される予定です。

軽自動車税の引き上げは平成27年4月1日から実施されますが、軽自動車税は年額課税のため実際の増税された軽自動車税が適応され、それをを納付するのは翌年の平成28年度からになります。

既存の登録された軽自動車の軽自動車税額は据え置きになり、平成27年3月31日までに新車の軽自動車を購入し新規登録した場合は旧税額がその後も適応されます。

軽自動車税の増税時期だけを考えれば増税前に購入したほうが良いように見えますが、エコカー減税を軽自動車にも適応される自動車関連諸税の改正案の国会審議がこれから行われる予定であることを考えると必ずしも平成27年3月31日まで購入が得策であるかどうかは現時点では分からない状況に在ります。

そのためこの時期の買い替えを促す広告宣伝には注意が必要に思います。その理由は軽自動車税の引き上げ以外のエコカー減税をどのように軽自動車へ適応させるかは未確定であり、改正される自動車関連諸税が実施され、それが適応される新規登録の軽自動車は平成28年度以降になるためです。

どうしても買い替えが必要な場合などを除いては今後の国会審議を見ながら買い替え時期を検討するのが良いのではないかと思います。

ここのところ値上げや増税による駆け込み需要が続いている状況のため、今がお得、今が買い替えのチャンスなどの購入を促す宣伝文句を見かける機会が多くなっていますが、増税を緩和する方策が講じられている場合もあるので、自動車に限らず購入する前にその商品についての詳細な検討が必要に思います。

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