自動車エンジンのバルブ機構

自動車の4サイクルエンジンのバルブ機構は時代とともに進化していき、現在ではDOHC(ツインカム)が主流になりました。

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DOHC 24バルブ ガソリンエンジン

自動車の4サイクルエンジンでは様々な部分が進化してきましたが、その中で吸排気を制御するバルブ機構の進化は高性能化に貢献した大きな部分になります。

今では無くなってしましましたが、戦後まもなくのころはサイドバルブ式の吸排気バルブを持ったエンジンがあり、その後、カムシャフトがシリンダー脇にありプッシュロッドでバルブを動かす機構のシリンダーヘッドに付いたOHVになり、一本のカムシャフトをシリンダーヘッドに配置してバルブを動かすOHC(SOHC)と進化していきました。

2本のカムシャフトでバルブを動かすDOHCは高回転高出力なため、レーシングカーで採用されていましたが、バルブ機構が複雑になり、高価になるため、最初の市販車への転用はスポーツタイプの上級グレードからでした。

ohv dohc

当初はDOHC 吸気1、排気1の2バルブから始まり、現在では吸気2、排気2の4バルブが主流になっています。

dohc

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