ウェブサイトを利用した競りへの相互乗り入れ

オートオークションのウェブサイトを利用して、会員登録しているオートオークション会場以外の競りに参加することが出来る、オートオークションウェブサイトの提携が各オートオークション間で進み、ウェブサイトを利用した競りへの相互乗り入れが増えています。

更に単独で開催されていた入札会もオートオークションのウェブサイトを通して入札に参加出来る会場が増え、各オートオークション会場間に加えて入札会も一つのオートオークションウェブサイトから参加できるようなりました。

 

以前は全てのオートオークション会場が単独で開催されていて、一会場あたりの出品台数がそのオートオークションの規模を表す時代が長く続いていましたが、オートオークションの多会場化が進み、インターネットを利用して競りに参加するようになってからは、オートオークションの運営組織を超えた提携が進み、オートオークションの在り方が大きく変わりました。

古くから各県でオートオークションの運営している中販連のオートオークション(JU)は、以前には単独開催されていましたが、中販連の出資し、設立した会社のウェブサイトを通して日本全国にあるJUオートオークションに参加が可能になりました。

それにより各JUオートオークション間の垣根はなくなり、これによりJUオートオークション全体の出品規模はオートオークション業界では他の企業系やメーカー系のオートオークションと比較して群を抜いたものになりました。

JUとメーカー系オートオークションの相互乗り入れに大手リース会社の入札会が加わったことにより、一会場、一開催あたりの出品台数の多い大規模なオートオークション会場を生かした集客方法は終わったように思います。また、多くのオートオークション会場に個別に入会して多くのオートオークション会場の競りに参加する時代は完全に終りました。

出品台数の自然増が望めない現在では、大規模オートオークションが小規模オートオークションや入札会との提携により、オートオークションの規模を拡大させていっているように見え、また、それにより、オートオークションのグループ化が進んでいるようにも思えます。

最終的には2か3のグループに全てのオートオークションが属することになるように思います。それによりオートオークション規約や検査基準の統一がされれば利便性が高まるように思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です