エンジンオイル

エンジンオイルには潤滑、密封、冷却、清掃の4つの役割があります。

エンジンオイルはエンジン停止時にはオイルパンに溜まっていて、エンジン始動によりオイルポンプでくみ上げられ各部を循環して潤滑しオイルパンに戻ります。エンジンオイルの循環する経路にはオイルプレッシャースイッチがあり、エンジン始動後まもなく、エンジンオイルの圧力が上がるとオイルプレッシャースイッチにより、メーター内にあるオイル警告灯のランプが消されます。

そのため、オイル警告灯はエンジン始動後にエンジンオイルの油圧が上がらない場合に点灯します。エンジンオイルがオイル漏れなどで上がらない場合にはエンジンの焼き付きなどの大きな故障に発展する可能性が大きいため、整備工場での点検が必要です。

潤滑性:金属はどんなに表面を平らに(鏡のように)加工したとしても凸凹があり、それらが直接こすれあうと摩擦により、発熱、摩耗します。エンジンオイルはこすれあう金属どうしの間に入り摩擦を低減させる潤滑をします。

密封性:ピストンとシリンダーの隙間をエンジンオイルで密封することで、混合器の圧縮、爆発の圧力を逃がさないようにしています。

冷却:多くの自動車用エンジンは水を循環させることでエンジンを冷却していますが、エンジンオイルでも冷却しています。バイクなどの空冷エンジンではエンジンオイルの冷却効果は大きく、オイルクーラー付き空冷エンジンではその効果はさらに大きくなります。

清掃:エンジン内部の混合器の燃え残りを回収します。

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