自動車点検記録簿

自動車の点検記録簿は自動車の点検毎に点検記録が記入され点検時の走行距離も記入されます。

自動車の点検には任意で行われるものと道路運送車両法により義務付けられた法定点検があります。

任意の点検は走行距離などに応じて行われ点検記録簿にその作業内容が記入され、次回の点検時の参考資料になります。

乗用車、貨物車は継続車検の前後どちらかに24か月または12か月の点検が義務付けられています。

車検の規制緩和以前は継続車検の受験前に法定点検が義務づけられていましたが、その規制緩和後はユーザー車検が増えたことにより法定点検を実施せずに継続車検を受験する車輌が増えました。

そのため、営業ナンバーを取得した車輌以外は法定点検が継続検査後に実施されないケースが増えていて法定点検の存在意義が失われているように思えます。

営業ナンバーを取得した車輌は継続車検前の法定点検とは別に営業ナンバーの種類ごとに法定点検の期間が定められています。

オートオークションでは指定整備工場または認証工場の点検記録簿のみが点検記録簿とされ、ユーザー車検の点検記録簿は点検記録簿として扱われません。

道路運送車両法が作られた1951年(昭和26年)当時から自動車の性能や耐久性は飛躍的に向上し、その法律を現在の車両に適応させ継続車検や法定点検の期間を決めるのには無理があるように思えます。営業車輌を除く自家用車には車検、法定点検制度の抜本的な改正が必要に思います。

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