自動車輸出 D/P、D/A決済

自動車輸出の決済方法は仕向地により異なり、T/T、L/Cが一般的ですがD/P(document against payment)やD/A(document against  acceptance)などの決済方法もあります。

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T/Tは電信振り込みによる決済なので現金取引と同じ形態になり、現地バイヤーの銀行から発行されたL/C(取り消し不能信用状)に記載されている条件を基に輸出代金を銀行経由で取り立てます。

通常、決済方法は売り手、買い手、双方で取り決めるものですが、国によっては自動車の輸入ではL/C以外の決済条件を認めていない国々があります。(例、バングラディッシュ、スリランカなど)

D/P決済はL/C(信用状)なしで銀行経由で輸出代金を取り立てる決済方法になり、L/C、Irrevocable L/C(信用状、取り消し不能信用状)がないため、銀行経由で取り立てをかけても、現地バイヤーは支払を拒否することが出来ます。

現在、中古車の輸入でL/Cを義務付けている国はありますがD/Pを義務付けている国はないように思います。現地バイヤーとの信用状の問題があるのであればT/TかL/Cが良いのではと思います。L/Cは取り消し不能信用状であっても、最初から決済が困難な条件が付いている場合もあるので、絶対安心というのものではありませんが……..

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以前、スリランカの中古車の輸入では決済方法がL/CまたはD/Pとなっていたので、信用上の問題のないバイヤーはD/P、信用上の不安があるバイヤーはL/Cと分けていましたが、現在ではL/Cのみの決済方法となっています。自動車以外のものではD/PやT/Tも選択できるようですが……

D/A決済はD/Pと同じように輸出代金を銀行経由で取り立てるのですが、輸出代金を決済する前に銀行経由で送られた船積書類を現地バイヤーが受け取ることが出来ます。実際の支払は口約束のようなものなので、輸出代金が支払われるかどうかはわかりません。

簡単に言えばD/A決済は商品を発送して請求書を銀行経由で送るようなものなので、信用払いになります。支払上の問題のない取引先にその国の輸入に関する法令により直接、船積書類を送ることが出来ない場合などの特殊なケースでこの決済方法がつかわれているのではと思います。



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