水素エネルギーと化石燃料

 水素を使った燃料電池車が発売され、国は水素社会の実現に向け規制緩和を加速させることを考えていて、今後は水素の利用が高まり水素社会の実現が現実味を帯びてきたようです。

水素燃料電池は自動車の利用に先立ち家庭用向けの水素燃料電池エネファームが販売されています。

エネファームは発電と発電時に発生する約80度の熱を利用することが出来、トータルとしてエネルギー効率が高くなります。燃料電池の発電効率は約40%ほどのため、自動車の利用では家庭用とは違い水素エネルギーの半分くらいが熱として失われます。

化石燃料を使った大規模な発電所は発電時に熱として約60%が、送電時に約5%が熱として失われ約35%が利用され、この場合のエネルギーの損失はトータルで65%にもなります。発電時に失われる熱エネルギーは電力のように送電設備を使って送ることができないため大きな損失になっています。

火力発電所では燃焼ガスでタービンを回しと排出される熱で蒸気タービンを回す発電効率が高い最新鋭の火力発電所もあり、この場合の発電効率は60%くらいになります。

家庭用の水素燃料電池の場合は電力の利用が約40%、熱が約40%利用出来、約20%が熱損失として失われます。

今後、家庭用の水素燃料電池の普及が進めば発電施設、送電網、変電所などの大規模な施設が必要がない家庭で発電してそのまま電力を利用する時代がくるのかもしれません?

また、その時には原発の議論に終止符が打たれるかもしれません?



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