オートオークション会場間の中古車まわし

オートオークション会場で買った車を他のオートオークション会場で売って利ざやを稼ぐ取引をしている取引はまわしといわれています。

オートオークション間がネットで繋がる以前にはまわし業者が多くいましたが多くのオートオークション間がネットで繋がるようになってからは少なくなったように思えます。

地方の小規模なオークションから高額車を仕入れて首都圏の大規模なオートオークションへ出品や首都圏の大規模なオートオークションから高年式過走行車、低年式の程度の良い車を仕入れて地方の小規模なオートオークションへ出品するなどケースが多かったようです。

オートオークションから買って他のオートオークションで売って利益を得るには、そのオートオークション間の距離にもよりますが、買ったオートオークションから売るオートオークションまでの陸送代に加えて、落札時の落札料と成約時の出品、成約料を合わせると4万円から5万円くらいの経費がかかり、少なくてもこの経費以上の差額がでなければ利益にはなりません。

それに加えてもし1回の出品で成約しなければ1万円前後の出品料が経費として加算されていきます。

また車検期間が残っている車両の場合は車検期間が短くなり、月をまたぐごとに自動車税の負担をしなければなりません。

車検期間が残っている車両の場合は最初に落札したオートオークションの名変期限もあるので、1回のオートオークションへの出品で成約したとしても、仕入れたオートオークションからの書類をそのまま成約したオートオークションへ提出した場合には名変遅延ペナルティーの負担も考えなければなりません。

またその車輌を何度も流札した場合はオートオークションから引き揚げて名変後に再出品をするようになるのでさらに経費は増します。

オートオークション間を中古車をまわして取引をするのであれば最低でも10万円くらいの差額を見込んで仕入、一度の出品で売ることが出来なければ、危険負担ばかりが大きくなり,利ざやを稼ぐのは難しくなります。

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