中古車評価の変遷と定義

元々は中古車を評価する定義などは無く、オートオークションが普及する過程で、オートオークションに多く出品されている中古車を総合評価し、仕入れに際してそれをサービスとして仕入れをする中古車販売業者へ提供する事から始まったようです。

仕入れをする中古車販売店は出品リストに表示される評価点を基に仕入れる候補車を選び出し下見をすることで下見時間が大幅に短縮されます。現在では数千台が出品されているオートオークション場も珍しくなく、広いオートオークションの会場で候補として選び出した車種の全てを下見していたら時間がいくらあっても足りません。そのため現在ではオートオークションからの当然のサービス提供と言えます。

自動車が一般に普及し始めた頃から少しづつ中古車が発生するようになり、それに伴い、中古車市場が大きく成長していったが、当時は中古車の定義など無く、中古車を流通させる仕組みとしてオートオークション設立し始めると業者間での取引の「物差し」として中古車の価値を図る道具として中古車を評価する基準が少しづつ定義されていきました。

当初オートオークションでは自動車の内外装を点数で評価する評価点方式を取り入れ、競り前に内外装の検査をし0点から10点までの評価していた。0点は事故車評価でオートオークションによってはA点評価とするところもあり、点数の評価基準も曖昧で各オートオークションごとに違いが大きく、同じオートオークションの検査員ごとの違いもありました。

その後、各県に中古車の組合系のオートオークションが設立されるようになると、それが全国組織になり組合系のオートオークションの評価基準が統一され、今では企業系のオートオークションを含めたほぼ全てのオートオークションの評価点と検査基準は統一されつつあるようです。

現在の評価点はR点から10点に0.5刻みを追加したものを採用しているオートオークションが多いが、修復歴車は0点評価にしているところもあり、点数の上限を6までにしているところもある。実際には6点から10点まではほとんど距離以外の差がほとんど無く、登録されただけの未使用車が評価が9点またはS点とされている。R点にも補助評価がりR小、R中、R大、RAなど修復部位の大きさで評価しています。

その他、0点評価は事故現状車や機械的な故障による不動車、水につかってしまった冠水車などそのままでは中古車としての価値が全くない中古車として使っているオートオークション会場が多く、点数の評価が出来ないという意味で0点としているようです。

今では補助評価として内外装を総合評価の評価点とは別に評価する基準として取り入れているオートオークションが一般的であり、内装外装を状態の良い順にABCDEとして評価している。外装の評価では全体的に補修のない新車の状態を保っている状態のAから、補修がされている状態、傷凹みがそのままの状態、傷や凹みが多い状態へのEへと評価が下がっていく。

内装の評価はダッシュボードの取付穴跡、タバコの焦げ穴、シートの切れヘタリ、ハンドルやシフトノブのスレ、内張りの切れや破損、その他欠品に加えて、最近はペットブームで犬などの動物を車に乗せることも多い事から動物の毛や動物臭も内装評価を大きく下げる基準として追加されている。

余談ですが、動物の毛やその匂いはシートや天井を含めた内張、ジュウタンなどのあらゆるところに入り込むためシートを外して内装をほとんど丸洗いしても完全に落とすことは出来ません。水没した冠水車に近い状態です。

 

評価点は内外装の状態と修復歴を合わせた総合評価であり、それと別に内外装の状態を具体的に指し示す状態票と機械的、電気的な故障を指し示す特記事項があります。

状態票の記号は傷はA、凹みはBまたはU、その大きさによりそこに付く数字が大きくなります。交換済の部品はXX、交換が必要な部品はX錆はSなどと表記されています。その他、記号だけでは表現しきれないものは錆穴やひょう害、ガラスのヒビありなど機械的な故障ではエンジン異音、トランスミッション滑り、エアコン冷えない、パワーウィンドウ不良、水漏れ、オイル漏れなど様々な表記がされます。

マツダ サバンナ

最初にも書きましたがオートオークションの車両評価は業者が仕入れをする際に、目安としている基準であり、仕入れの候補となる車を出品リストから短時間に選び出し、出品票で更に状態を確認し再選定して下見に行くためのものであり、オートオークションの存在が一般消費者にとって身近になった現在でも一般消費者向けのものではありません。

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