中古車購入 車検2年付き表示

展示している中古車のプライスボードや中古車情報誌、ネット広告では抹消登録されている中古車に車検2年付きの表示がされているものがあります。

以前は車検切れまたは抹消登録されている中古車に検2年付きの表示がされていましたが、車検費用が全て車両本体に含まれているような誤認表示になるため、現在は車検整備付きの表示になりました。

検2年付きの表示がされていたころは、車検整備費用が車両本体に含まれていて、車検に伴う諸費用(重量税、自賠責など)は車両本体には含まれていませんでしたが、その線引きは曖昧であったようなので見積もりを取らなければ、その詳細は明確にはならなかったようです。

現在の表示方法では、車検証で車検の有効期限が切れている場合には車検切れを表示する、車検整備費用が車両本体に含まれる場合には「車検整備付き」となりました。

車検整備付きは整備費用が本体に含まれるだけなので車検にかかる諸費用は別になります。

プライスボードの車検欄には車検切れ、車検無または車検整備費用が込みの「車検整備付き」となります。

商品の表示方法が規定されていっているため、見積もりを取らなければ何もわからなかったころから比べると展示車の表示から、ある程度の見積もり総額を計算できるようにはなりましたが、納車費用、納車整備費用、愛車セットなどが名称を変え、見積もりに自動的に追加されているケースも少なくないようです。

中古車の販売はほとんど全ての販売店がオートオークション仕入れるようになって、さらにインターネット広告が当たり前の時代になって仕入れと売値との差額を利益とする通常の商売方法から、登録時の諸費用から利益を得るようになりました。そのため、様々な諸費用が生み出されてきたような気がします。以前は、現車に装備しているアルミホイールや展示までにかかった板金塗装だいまで見積もりに入れていた中古車販売店もあったようです。もうそういう見積もりはないとは思いますが.....

中古車は新車ではないため、納車後の不具合、故障によるキャンセルや保証修理など多くの問題もあります。販売店が一台一台の中古車の状態を全て把握して販売しているわけではないため瑕疵担保責任の問題もありますが、自動車は走行距離に応じて消耗し経年により劣化していく部分もあります。購入するユーザー側も中古車を購入するさいには、新車ではなく使用された車として中古車を認識する必要もあるように思えます。

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