三菱ミニカ70

三菱ミニカ バンをベースに改良がされてきたミニカは1969年にフルモデルチェンジを受けてミニカ70シリーズとなった。

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1970年 三菱ミニカ70スーパーデラックス

モノコックボディを採用したミニカはリードバルブを持つ2サイクル359ccエンジンは空冷式が26馬力/rpm、水冷式が28馬力/rpmとそれぞれ5馬力高められ、空冷式はスタンダードとデラックスモデルに搭載され最高速は105km、水冷式はスーパーデラックスとスポーティーデラックスに搭載され最高速は110kmであった。

その当時、他社では高出力エンジンとスポーティーさを強調するモデルが多く発売されているなか、1969年12月に2気筒2サイクルエンジンをツインキャブと高圧縮比などで出力を38馬力/rpmまで高めたミニカ70SS(スーパースポーツ)と70GSS(グランドスーパースポーツ)が発売された。GSSの最高速は130km0-400、19.8秒と1000ccなみの性能であった。

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1970年 三菱ミニカ70GSS

1970年にはセダン系のエンジンの出力が高められ、空冷は26馬力から30馬力へ、水冷は28馬力から34馬力となり、最高速は5km上がって、110kmと115kmとなった。

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1971年 三菱ミニカ70GLと三菱ミニカ71 ファミリーデラックス

1971年にはミニカ スキッパーが発売された。GTにはツインキャブの38馬力、SLとLLには水冷34馬力のエンジンが搭載された。

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1971年 三菱ミニカ スキッパーGT

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三菱ミニカ スキッパーSLとスキッパーGTのダッシュボード

ミニカ70の販売は好調であり、軽自動車の市場の約17%を占めるまでになった。

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