ノーズカットとハーフカット

自動車部品の輸出方法には部品そのものをコンテナに詰め込む方法以外に自動車をノーズカットまたはハーフカットしてコンテナに詰め込んで輸出する方法があります。

 

通常は仕向け地でノーズカットされた車をされに細分化して中古部品として売られることが多いので、この方法で輸出されることが多いと思います。

ノーズカットに対してハーフカットの場合は現地に部品として輸入された車を溶接をして、車として再利用するなどの目的がある場合にこの方法がとられてきたように思います。

通常、ノーズカットまたはハーフカットされて輸入中古部品として販売されているものは、外装部品としてはドア、バンパー、ライト類などがあり、それらはネジやボルトで装着されたものになり、リアフェンダーやラジエーターコアサポートなどの溶接部品は販売されることはほとんどありません。

またエンジンや駆動系、下回りの部品はほとんどがボルトで装着されているのでが外装品と同様に現地で販売されています。

通常、ノーズカットをして輸出する場合にはダッシュボードを残してそこから前の部分が輸出されます。残りの部分からはライト類、駆動系の下回りの部品などが外されコンテナに同梱されます。

ハーフカットの場合は半分に切られた自動車をそのまま前部、後部共コンテナに積み込むか、後部から部品を外して積み込むかになりますが、後部から部品を外すのであればハーフカットをした意味はないので、後部から部品を外さずに通常はそのままコンテナ詰めすることになります。

ノーズカットの場合は元の自動車の三分の一になるため、40ftコンテナの場合では十数台以上のハーフカットされた自動車を積み込むことができます。車体後部から外装部品、タイヤなどを全て外して同梱すると、コンテナ詰めされるノーズカット車の数は大きく減ることになります。

 

ここ最近はバーゼル条約との兼ね合いもあるので、ノーズカットやハーフカットの車が部品なのか産業廃棄物なのかということもあり、自動車中古部品以外の中古品全般の輸出通関が難しくなっています。

また、通常中古部品を受け入れていて、現地での受け入れ態勢を持っている場合には現地の通関がスムーズにいきますが、そうでない場合には現地での通関に時間がかかり多くの経費がかかることがあります。

通関用の書類の作成ではコンテナにハーフカットを品目としてインボイスに書くことはできないため、輸出通関をするインボイスの作成にも時間を要します。また現地ではコンテナ詰めされた部品の全てをインボイスに記載して通関をするわけではないので、現地で輸出通関用のインボイスとは異なるインボイスが作成され通関に使われます。

そのため、ごくまれのケースにはなりますが、現地税関からコンテナに積み込まれた部品とインボイスの詳細が異なることに関しての調査が日本の輸出者に対して入る場合があります。

中古部品の輸出では輸出者、輸入車双方にとって解決しなければならない問題があるので、輸入に関する制限が少なく関税のない第三国のドバイなど第三国経由へ自動車をそのまま輸出して現地で部品を外し、中古部品として販売する方法があります。



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