スリランカへの中古部品輸出
スリランカには日本製中古車の他に、中古部品も輸出されています。
スリランカへの日本車の輸出の歴史は古く今現在でも日本からの中古車の輸出が続いているため、それの保守に必要な中古部品も多く輸出されています。
コロンボ市街には自動車部品を扱うお店が並ぶ地域があり、その中には日本車の部品を専門に扱う部品屋があります。
また、田舎へと続く街道沿いにも多くの部品屋があり、どこも在庫部品であふれている状態に見えます。
部品屋の種類としては外装を主に扱うお店とエンジン、ミッションとその周辺部品を扱うお店があります。外装部品はドアやフェンダーヘッドライトなどの部品単体に加えてノーズカット、ハーフカットなどもあります。
日本からの輸入方法はスリランカから日本へ直接中古部品を注文して輸入するのではなく、スリランカ人が短期の滞在ビザを取得し、来日して自分で日本からスリランカまで輸出しています。
実際には来日後、自分でトラックを運転して解体屋をまわり必要な部品を買い集め、借りているヤードへ集め、そのヤードで40ftコンテナの詰み込作業までを行います。
スリランカの日本車の中古車市場は新規の自動車購入より代替え需要により成り立っています。数年前からの規制緩和により日本からの中古車の輸入は増えましたため、日本からの中古車は飽和状態にあり、また関税が高くなっていることから、在庫しても販売は困難な状況です。
中古部品も同様に飽和状態にあり、。また部品の販売店も多くあり、同業他社との競争もあるため、輸入しても在庫期間が長くなるようです。