オートオークション代行 出品車の流札

自動車を売る手段として買取、下取りに加えてオートオークション代行を利用する方法があり、インターネット広告でも盛んに宣伝されています。

オートオークションに出品する際には事前にオートオークションの落札結果でその車のオートオークション相場を予測する必要があります。一般ユーザがそれを知るにはオートオークション代行を依頼する業者の端末からそれを確認し落札価格を予測し希望価格を設定します。

オートオークションの落札相場は競りであるのため、一定ではなくある程度の幅で動いています。そのため一定の相場幅の下限のより下で売る(売り切り)ように設定することで流札になる可能性が下がります。

買取や下取りの価格を提示された後にオートオークション代行を依頼する場合には売り切り価格が買取や下取り価格を下回る場合が多くなります。その理由としてはオートオークションは競りであり、その車のオートオークション相場ギリギリまで価格を自動せり上げで引っ張ると、流れる可能性が高まるため、通常は相場の下から売り切りにします。

売り切り後は出品店が競り価格を調整することは出来ないため、その車の競りに参加する者の数が多ければ相場を上回る場合もあれば、参加者が少なければ相場を下回る場合もあります。(売り切り後は競りへの参加者が二人以上いなければ、競り価格は上がりません)

結果としてオートオークション代行を利用する場合には必ずしも買取下取り価格を上回る価格で成約されるというものではなく、その時の状況により落札価格が上下するということを理解した上で利用することが求められます。

買取価格をオートオークション相場以上のものを提示し、買取契約が成立した後で車両の状態にクレームをつけて値引き要求をするなどの悪質なケースも少なくないようです。また下取りの場合の場合では下取り価格に上物の利益の一部を乗せ、下取り価格を上げて下取るのは当然のことであり、この場合には、買取やオートオークション相場とは価格が異なります。

オートオークションに出品するのであれば、買取や下取り価格などを考えずに高く売れれば運が良かった、安くしか売れなければ運がなかったと考えたほうが良いと思います。

オートオークションで出品車両が流札してしまった場合のは一万円前後の出品料を支払って、再出品するか、オートオークションから車を引き揚げることになります。オートオークションでの最終応札価格に満足がいかない場合には出品を取りやめる選択肢もあるのですがその場合には、それにかかった手数料分が損失となります。

そのため、価格に満足いかないため、途中で出品を取りやめるのであれば最初からオートオークションへの出品を考えずに、車の価格をその場で確定できる買取や下取りを選ぶことが賢明に思えます。

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