交通事故 損害賠償の手続き
交通事故の損害賠償は双方が自動車保険(任意保険)に加入している場合は保険会社のアジャスターを介して話し合いが行われますが、双方の主張が大きく異なる場合は他の解決方法が必要になります。
損害賠償を解決する手続き
示談
話し合いにより示談が成立した場合ー「示談書」ー「公証人役場で公正証書にする」ー「支払い」ー「支払がなければ強制執行」
示談不成立ー訴訟
お互いが譲歩することにより、話し合いで紛争の解決をする方法
訴訟
和解成立ー「和解調書」ー「支払い」ー「解決」ー「支払いがなければ強制執行」
判決ー「判決正本」ー「支払い」ー「解決」ー「支払いがなければ強制執行」
訴訟は最も強力な紛争の解決方法
調停
成立したときー「調停調書」ー「支払い」ー「解決」ー「支払いがなければ強制執行をする」
不成立の時ー訴訟へ
当事者、裁判官、調停委員が話し合いで紛争の解決をする。
示談は当事者双方が譲歩することにより前向きに紛争の解決をすることになるのですが、感情的になり示談交渉が進まない場合や示談が守られないことがあります。
訴訟は費用と日数がかかるため、示談、調停が不成立の場合の最終手段になります。
調停は第三者(調停委員、裁判官)を交えての当事者間の話し合いになりますが、当事者双方が譲歩し前向きに問題を解決していく意識がなければ成立が難しくなります。