中古エアバッグ

中古部品としてエアバッグがネット上などで販売されているが、使用済み車両としてリサイクル事業者へ引き取られた場合にはその取り外した後の処理方法が法律により規定されている。

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自動車リサイクル法でのその処理方法は車上にて展開処理(エアバックを作動させる)またはエアバッグを車から取り外した後に最終処分することが義務付けられている。

リサイクル業者は中古エアバッグを中古部品として販売することを品質が保証できないとの理由から販売を自粛しているが、実際には多くのエアバッグが中古部品としてネット上で販売されている。

自動車から取り外した中古部品を再利用することは違法ではないため、中古車から取り外したとされる中古がエアバッグ販売されている。

リサイクル業者により使用済み車両として回収された自動車のエアバッグは適正に処分されない場合(車上にて展開)には車上処理業務の認可取り消しの処分があるが、中古車から取り外した場合には自動車リサイクル法の適応外になるため、中古車から取り外したとして中古エアバッグが販売されている。

多くの中古部品では、外装の部品では状態を目視で確認でき、エンジンなどの機械的な部品では取り付け後にエンジンを始動または走行して確認できるが、エアバッグは一度作動させると使用できなくなるため、取り付けた後にその動作試験ができない。エアバッグの作動にはエアバッグ本体の他にそれを作動させるセンサー類などもあり、それらを全ての品質を保証して中古部品として販売することには無理があり、リサイクル業者は販売を自粛する理由になっている。

エアバッグは新品の価格は運転席では10万円以上の高価な部品であり、事故を起こしてしまった車両の修理の見積もりの中では高額な部品になる、そのため中古のエアバッグを使用すれば半額程度でその部品を調達できることになり、ユーザーのメリットは大きいが、エアバッグ本体に加えてセンサー類すべてが正常に作動するかどうかは実際にエアバッグが作動する状態になってみなければわからないというデメリットもあるとの認識の上で使用したほうがよさそうだ。

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