中古車販売の独立開業

ネット上での中古車販売の独立開業をよく目にすることがあります。

色々な販売形態での中古車販売の独立開業は出来ると思うのですが、既存の中古車販売店でも消費税が上がったことなどで苦戦を強いられている中どのような形態での独立を目指すのか難しい選択になると思われます。

中古車販売を開業するために、どこかでその講習を受けたり、販売マニュアルのようなものを買う必要があるのかを、最初に考える必要があると思います。

中古車販売店を始めるには古物商の申請とオートオークションの会員になれば始められることなので、開業するための難しさはないように思います。

オートオークションの会員申請には第三者保証人などの条件が必要な場合もありますが、各オートオークションの会員にならなくてもオートオークションの競りに参加することが出来るオートオークションの代行業者の会員登録をすれば個別にオートオークションの会員登録をしなくてもほとんど全国にあるオートオークションの競りに参加することが出来ます。

この場合には各オートオークションの手数料に加えてオートオークション代行業者へも1台あたりの手数料を支払う必要がありますが、販売実績が上がればその時に個別にオートオークションの会員登録を考えれば良いのではと思います。

古物商は犯罪歴などがなければ誰でも申請すれば取得することが出来るので難しさはないのですが、大事なことは販売方法をどう考えるかに尽きると思います。

今はインターネットが普及し、価格の比較が簡単にできる時代になったので、消費者が安くて状態の良い中古車が簡単にネット検索で見つけることが出来ます。

また、ほとんどの中古車販売店がオートオークションでの仕入れをしているので特別に安い価格で仕入れることも難しくなっていますので、ほとんど同じ価格で仕入れられた中古車をネット上の広告に上げた場合は価格の競争で一番安い見積りを提示した販売店で成約することになり、価格競争のなかで利益をどれだけ削れるかということになります。

広告料、展示場などの経費を考えた時に何台販売して台あたりの利益がいくらになるのかを計算して経営として成り立つのかが大きな問題ですね。

オートオークションの代行を目的とした中古車販売の独立開業の方法はありますが、広告宣伝が必要になり、その良い広告媒体はネット上になると思われるので、そのホームページの作成費用に加えてネット上に掲載する経費がかかります。

ネット上の広告は安いものから高いものまで多数ありますが、宣伝効果の高いところで宣伝すれば広告費用は大きくなります。

個人が独立してすぐに、この経費の負担とそれに見合うオートオークション代行の利用者数との中で、はたして商売として成り立つのか疑問です。

最後に一番疑問に思うことは中古車販売の独立開業を支援する業者は自分で、その独立開業販売マニュアルを使って中古車販売をすれば利益を手にすることが出来るのに、なぜその大事なマニュアルを他人に公開するのか?大きな疑問です。

これから中古車販売の独立開業を考えている方には自分自身での市場調査と中古車販売の独立開業の成功例ではなく失敗例をネット上で調べてみることが良いのではと思います。

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