中古車輸出 ミャンマー

今現在でのミャンマーへの中古車は輸出仕向地としては月間の輸出台数で1位、2位を争う台数になっています。

ミャンマーへの中古車輸出は1990年代の終わりから盛んになり乗用車、トラック、バスなど様々な車輌が輸出されていました。

当時は自動車の輸入許可を個人または法人に交付しており海外に出稼ぎに出ている者へ許可が在ミャンマー大使館へ税金を納めることで自動車の輸入許可が与えられていました。

無制限に自動車の輸入許可を個人に対して発行するのではなく海外での就労期間などに合わせて発行されていて、誰でも輸入許可を取得することは出来ないため、自動車の輸入許可のない者は他の自動車の輸入許可を買取ることで輸入していました。そのため自動車の売買と併せて輸入許可の売買も盛んに行われていました。

その後様々な輸入規制があり1990年代の終わり頃から2011年の規制緩和までの期間は一部の特権階級を除き乗用車の輸入は出来なくなりトラック、バス、特殊車両が主に日本から輸出されていました。

 

この期間には第三国経由で不正に乗用車が輸入されていたこともあったようです。

2011年の規制緩和以後は自動車の輸入は許可制から自由に輸入することが出来るように徐々に輸入規制が緩和され急速に輸出台数が増えていき現在に至っています。

今現在は多くの輸出業者によって中古車が輸出されていますが2011規制緩和の規制緩和以前は主に在日ミャンマー人によって中古車が輸出されていました。その主な理由には輸入許可の取得の難しさ、輸入に関する法律が頻繁に変更されたことなどによりトラックを輸入許可に合わせて改造しなければならないなどと併せて代金決済の難しさなどがあります。

代金の決済は現地通貨チャットで支払われたものを日本円に換えて送金されていました。その当時は政府のチャットとUSドルの交換レートと実勢の交換レートの差が大きく、未公認の両替商によって不正に送金されていることもあったようです。

今現在はUSドルや円での決済もできるようになり誰もがミャンマーへの中古車の輸出を出来るようになりました。

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