中古車輸出とオートオークションwebsite

オートオークション会場の競り参加がインターネットを通して出来るようになってから、海外への販売形態が大きく変わりました。

 

インターネットを通してオートオークションの競りへの参加は、以前には現車会場へ行って車種別リストを見て下見をし競りに参加していました。落札相場は情報雑誌で公開されてはいましたが、個別の落札結果は非公開であるため、販売店が仕入れた価格をもとに現地バイヤーと価格交渉をして販売価格を決めていました。

そのため、オートオークションの落札結果が非公開であることで、販売店(輸出者)の利益が守られていました。また、その当時は、現地一般ユーザが現地に居ながらにして直接日本の中古車の情報を知ることは難しく、現地自動車販売店(輸入者)から日本の中古車の情報を知り、購入していました。

結果としてその当時、中古車の輸出入は限られた輸出業者と輸入業者が行う業者間取引であり、双方の利益が守られていました。

インターネットが普及してからは、日本からネットを通して容易に客を見つけることが可能になり、また現地一般ユーザーも同様に日本の中古車の情報を容易に得ることが出来るようになりました。それに伴って、中古車輸出業へ参入する業者が増え、現地でも同様に中古車輸入業へ参加する業者も増えた結果、輸出する側、輸入する側双方にとって過当競争になって行きました。

また、インターネットが普及は、業者間の過当競争に加えて、現地一般ユーザーがネットを通して日本の輸出業者から直接中古車を買うことも出来るようにしたため、輸入業者と一般ユーザーの垣根がなくなり、結果として業者間相場と小売り相場がなくなり、輸入業者が現地で輸入した中古車を在庫展示して販売し利益を得ることは難しくなりました。

価格競争が激化している状況のなかで利益を得て輸出することは難しため、現地一般ユーザーに日本のオートオークション中古車情報を全て公開し、台あたりの手数料でオートオークション落札代行と船積代行する業者が現れ、中古車の販売価格の競争から、オートオークション落札代行から船積みまでの手数料の価格競争へと移って行きました。

こういう状況の中、オートオークションのウェブサイトのIDとパスワードも海外に広くいきわたり、現地から直接、日本のオートオークションへの参加も多くあります。

現地で長く中古車の輸入販売をしていた販売業者の中には廃業に追い込まれる業者もあり、インターネットの普及が販売形態を大きく変えて行きました。

日本では、展示場を持つ中古車販売店はまだ多数ありますが、今ではオートオークションの存在は一般ユーザーが広く知るところとなり、オートオークションを代行する業者も多くあります。また、オートオークション会員になることで異業種からオートオークション代行業への参入もあり、今は中古車販売店と一般ユーザーの垣根がなくなりつつある状況に思えます。そのことは、業者間相場であるオートークション相場と小売り相場の差が無くなることを意味することになります。

ネット上には中古車輸出業の独立を支援する広告は多くありますが、オートオークションから仕入れた中古車に利益をのせて販売することは、非常に困難な状況な状況であるため、素人が参入するのは敷居が非常に高いと思われます。



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