中古車輸出 コンテナ
中古車はRo-Ro船で輸出されることが多いのですが、主向地によってはRo-Ro船の配船がないところがあり、その場合にはコンテナで輸出します。
コンテナでの中古車輸出はRo-Ro船に比べて割高になり、20ftコンテナの台あたりの料金は40ftに比べて割高になるため、通常は40ftコンテナで輸出されることが多くなります。
Ro-Ro船での輸出では通関料を含めた取扱料は小型乗用車であれば一万数千円程度の荷扱い料になりますが、コンテナの場合には通関とコンテナ積み込み作業などを合わせての料金になり、コンテナに積み込む台数により料金が異なります。
また中古車の輸出では通常のコンテナより高さのある40ftハイキューブコンテナが使われています。
40ftコンテナ積み込み例
乗用車の場合、通常は3台から4台くらいを40ftハイキューブコンテナで輸出することが多く、それ以上の台数をコンテナ積めした場合には事故の危険性が高まります。以前は少ない台数でも吊ってあったロープが切れて車が落ちる事故などがありましたが、今はアングルで固定しているためほとんど事故が無くなりました。
コンテナのフレートは高額になるため出来るだけ多くの台数を詰め込もうとするshipperもいますが、事故防止の観点から、無理な詰め込みを受けない業者もいます。
輸出する中古車をコンテナ積みの指定ヤードへ搬入すること以外はRo-Ro船とほとんど同じ手続きになります。