自動車安全装備と自動車保険

自動車の発達はエンジン駆動系から始まり、エアコン、オーディオなどの室内の快適性と発展してきましたが、シートベルトから始まった安全装置がエアバッグ、ABSへ発展し、最近では自動ブレーキが一部の車種で採用され、今後は自動運転などが実用化され、さらに安全性が増していく傾向にあります。

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自動車保険は当初、対人、対物、搭乗者、車両保険などから始まりましたが、保険料の自由化後には様々なサービスが自動車保険に追加されてきました。ABS、エアバッグなどの自動車の安全装置が装備されるようになると、安全装置を搭載した車両の保険料が割引されるようにもなりました。

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今後は安全装置の種類が増え、保険会社各社からそれらの安全装置に対する割り引きがされるようになるため、自動車メーカーが発行する完成検査終了証に該当する安全装置を記載して自動車保険の引き受けの際に装備の有無をシステム経由で確認できるようにするシステムが整備されていきます。

将来は交通事故自動通報装置(ACN)などの普及が進んでいき登録手続きのワンストップサービス(OSS)が現在の新車新規登録から移転、抹消、継続検査など今現在自動車検査登録事務所で行っている登録にも拡大されていくようです。

ETC2.0やACN、OSSをビッグデータとして利用されることで便利になり、、様々な安全装置が開発され装備され、それらの普及が進むことで自動車事故が少なくなれば、さらに自動車保険の保険料は下がっていくものと考えられます。

自動安全装置の自動ブレーキでは事故減少の効果が明らかになりつつありますが同時に、安全装置の故障による事故の責任がどこにあるのかなどの課題があります。最もわかりやすい例としては自動運転があり、その車で起こした事故の責任の所在はどこにあるのかなどがあり、今後は保険料の適用に関する安全装置の自動車メーカーと保険会社の定義づけや事故の責任者が誰になるのかなどの法律の整備が課題になり、それらの整備が進むとともに安全装置の普及が進んでいくと考えられます。

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