中古車輸出 コンテナとRo-Ro

中古車の輸出は基本的には自動車専用船(Ro-Ro)を使って輸出されますが、自動車専用船の配船されてない仕向地へはコンテナを使って輸出します。

日本からの中古車輸出は減少傾向にあり、そのため自動車専用船のフレートの相場はリーマンショック以前に比べて下がり続けています。

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自動車専用船のフレートの例としては、アフリカ(Monbasa,Dar es salaam)向けでは100ドルを超える時代もありましたが現在は50ドル前後になり、一時期輸出台数が多かったミャンマーでも市場開放が始まった当初は72ドルだったものが、現在では30ドル前後になっています。

中古車輸出の市場規模が縮小していっているなかで貨物を取り合う競争が激化したことが原因になっていて、フレートのダンピング競争ももはや限界にきているようです。

このような厳しい状況の中で、最近は自動車専用船の航路ににコンテナ船での中古車輸出が加わりさらに競争が激化しているようです。

通常中古車輸出では自動車専用船のほうがバン積め作業などがない分コンテナより効率がよくフレート以外のコストを低くすることが出来るのですが、40フィートコンテナには3、4台の乗用車を積み込むことができることから、コンテナのフレートが下がってくると台あたりの輸送コストが自動車専用船を下回ることになり、自動車専用船からコンテナへ中古車がシフトしていきます。

この最近は中国の景気低迷が世界経済に大きな影響を与えていることから海上輸送のほとんどを占めるコンテナの貨物が減ったため、中古車の輸送にも参入してきているようです。

中古車輸出市場ではオートオークションのIDとパスワードが世界中のバイヤーに知れ渡り、すでに自動車本体から利益を得ることは難しくなっている状況のため、より多くの台数を輸出してフレートや船積料を下げた分を利益として確保する状況が続いてきました。コンテナ船での中古車輸送が増えていくことで台あたりの輸送コストは下がりますが、下がった分が輸出業者に利益として還元されるわけではないので、中古車輸出業者にとっても船会社にとっても厳しい状況は今後も続いていくと思われます。



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